リトアニア-ドイツやソ連による迫害の歴史を知る。KGB博物館へ行ってきた。
1900年代のバルト三国の侵略の歴史を知るのに、是非行ってみたかったのが KGB博物館 です。
KGB博物館は、旧ソ連地域にはたくさんありますが、リガなどの博物館よりビルニュスの方が質が高いとの噂もあります。
旧市街から、徒歩でもいける距離にあるので、ホテルへチェックインしたら、気軽にでかけられます。
旧ソ連やドイツからどのような仕打ちを受けてきたのか、生々しい迫害の歴史がみて取れます。
のどかな住居の一角に、忽然と現れる KGB博物館。
建物の壁には犠牲者の名前がかかれており入口の前には慰霊塔が立ってます。
平和を祈る子供達の絵でしょうか。とても印象深く私の心に残っています。
博物館内での撮影はOKですが、4ユーロかかります。主人と二人だったのですが、私のカメラ分だけとして、4ユーロ払いました。
1階は普通の展示スペースです。
この写真だけでも、一体何回侵略されているのか驚かされます。
地下に降りると留置部屋、拷問部屋、収容者用のトイレ、シャワーが当時のまま展示されています。
更に奥の部屋には処刑部屋があり、処刑シーンを写したビデオが延々と流され、重苦しい雰囲気が伝わってきます。他の観光客もおおくいたのでよかったですが、一人だったら、ここにい続ける事は、きっとできなかったでしょう。
日本人にとってはなんだか遠い国と歴史のような感じがして、あまり知られていない、ヨーロッパ現代戦史。東欧の国々の悲劇を目の当たりにするのはもってこいだし、そういう歴史の事実を知るにも、是非足を運んでみてほしい場所でした。